火星の風景 -Martian Landscape-

漫画や本等の雑多な感想を細々と記載して行きます。ジャンプは火、サンデーは木、チャンピオンは土、深夜に更新予定。

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【音楽】No Heavy Petting  / UFO

noheavy

漫画雑誌以外にも感想を書いてゆきたいと思います。管理人の趣味はかなり古臭いので最新のアルバムは出てこなく音楽知識自体にも疎いためにあまりためにならないと思いますが箸休めと思ってお願いします。


最初は単純にこのブログのタイトル『火星の風景』が収録されている。このアルバムを紹介したいと思います。ブログタイトルにした理由として特に思い入れがある曲ではなかったのですがボーカルのフィル・モグの酒やけ声が印象に残っていたのとこの訳のわからない曲名のインパクトから選んだだけです。

◆UFOと言えば知っている人には当然ですがギターのマイケル・シェンカーのが在籍していたことで有名なバンドです。実際マイケル脱退後のUFOはぱっとせずに墜落。またマイケルシェンカーのファンサイトはいくつもあるのにUFO専門のサイトはほとんど見つかりません。このようにUFOはマイケルのバンドというのが常識でしたがこのバンドが通常のワンマンバンドと違うとこはリーダーはボーカルのフィル・モグであるという点にあります。つまり世間一般的にはマイケルのバンドと思われていますが一般のワンマンバンドよりはマイケルのバンド内での発言権が弱く意見が100%通ってはいないためマイケル色は意外と薄いのです。
◆このようなねじれが起こった原因はUFOの成立過程にあり。UFOはイギリスで結成したバンドでその時にはマイケルはおらずミック・ボルトンというギタリストが在籍しておりました。UFOは当初は本国イギリスではまったく売れずなぜかドイツなど西欧諸国で人気があったため営業というかほとんどドサ周りでドイツのライブハウスで演奏している状況が続き。そのためかギターのミックさんが演奏直前によく失踪するようになってしまいました。ミックさんが失踪するとモグさんはドイツでの公演の際には前座で出演してくれていたスコーピオンズのルドルフ・シェンカーさんに頼んで弟のマイケルくん(16)を借りて来ては演奏させてライブを乗り越えていました。何度かこのような状態が続き、マイケルさん以外にも代わりのギタリストに頭を下げて代役してもらっている状況が続くとモグさんもさすがにまずいと思ったのか改善のためにミックさんをクビにしマイケルくんをルドルフさんに説得してもらいUFOのメンバーとして正式に加入してもらいました。イギリスにつれてこられたマイケルくんは英語がまったくわからないというめちゃくちゃな状況であるにもかかわらずアルバム『現象』の全曲の作曲を担当しかもこのアルバムが大好評とばか売れした事からイギリスでもUFOは無名のドサ周りバンドから中堅バンドに上り詰める事に成功したのです。マイケルくんのおかげでいい事尽くめになったのですが、4人のイギリス人の中に英語がしゃべれない若造のドイツ人が1人しかも彼のおかげで大ブレイクという。状況はかなりの軋轢を呼んだらしくUFO時代後期のマイケルさんは酒で酔いつぶれていないか薬でハイになっていないと怖くてギターを触ることもできないというダメ人間街道一直線の状態になり前任のミックさん同様に公演直前に失踪する事態を何度も起こすようになってしまいますがこれはまた後の話です。ちなみにモグさんは筋金入りのアル中で前任のミックさんが逃げ出した遠因もアル中モグさんの酒の強要に耐えられなかったとの噂もあります。UFO墜落の原因は結局モグさんが一番悪かったということです。

『No Heavy Petting』はモグのあるアイディアが最初に導入されたアルバムでもありました。それはキーボード兼ギターリストのダニー・ペイロネルの加入でした。スタジオ収録では可能でもギターを重ねた曲のライブ演奏が困難なことからバンドとしてはサポートギタリストの加入を考えていたが、それは絶対にプライドの高いマイケルが許さない事は目に見えているのでキーボードプレイヤーだけどギターも引けてさらにライブの時はサポートギターにまわってくれる都合のいいメンバーとして加入させたいとマイケルを説得。その結果として参加したのがダニー・ペイロネルでした。このアイディアの素晴らしさはライブ盤の『UFOライヴ』の完成度が示していますのでこちらもおすすめ。しかし、UFOのキーボード兼ギターはマイケルとの衝突から何人も代わりますのでご注意。アルバム自体は存在感のあるギターで弾きまくるマイケルに対してアクセントとして後ろで自己出張するキーボードが素晴らしい『I'm a Loser』が白眉のできです。音質が悪いとは言われていますがオープニングの『Natural Thing』の力押しの荒っぽいギターリフにはしっくりくるので無理にクリアーにする必要はないのかもと思いました。何かの機会があれば聞いていただきたいです。

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